2004-07-23

SK-II <ピテラ>の発見者は?

たまたま見かけた Nikkei Weekly に、P&G社の業績急回復の一要因が日本マーケットの好調だという記事がのっていた。その中で、ニューヨーク五番街で MAXFACTOR の SK-II を 拡販するという話題に関連して、日本の多くの女性がこのシリーズに年間 several thousand dollars 払ってくれる、という同社の話しを引用していた。

SK-IIってCMで名前くらいは知っているが、いくらくらいするものかと思ってネットで調べてみたら、代表商品らしいSK-II フェーシャルトリートメントエッセンスは150mlで 15,000円。なるほど、他の製品とあわせて常用すると数十万になってもおかしくなさそうだ。

それはともかく、SK-II のサイトにある開発物語で面白いことを見つけた。基本的に、日本酒の杜氏の手がきれいなことに注目してピテラという成分を見つけたという話しなのだが、醸造工場を訪れてそのことにはじめて気付いた人が、国によって違っているのだ。

米国英国のサイトでは、僧侶 (monk)が発見した、となっている。それが、日本のサイトでは「SK-IIが注目したのは杜氏の手・・・」という書き方。SK-II は製品名なので変な文章だが、特定の個人による発見を強調しない表現といえる。「SK-II の開発チームが」と読み替えてもよいかもしれない。シンガポールマレーシアのサイトでは、a Japanese scientist が見いだした、と書いてある。台湾では、「日本科學家偶然・・・」という文章が見える。韓国のはハングルが読めないので分からない。

英米のサイトは、トップページに禅僧(?)の写真を使って、いかにも東洋の神秘を強調したつくりになっている。使い方の説明も「儀式 (ritural)」 というタイトルで、「心を無にして・・・」などと書いている。しかし、日本やアジアの国の公式サイトでも、日本の他の紹介記事でも、僧侶について触れているものは見当たらない。英米のが作り話でないとすると、アジアでは僧侶に宣伝に役立つ含意はないと見て、敢えて書かなかったのだろう。

他にも、日本のサイトには科学的な説明が詳しかったりと、いろいろ違いが見えて面白い。

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