2006-11-23

のだめ関連リンク

前の記事で触れた、コンバスを回させるアンダーソンの曲は、他のブログでも結構触れられていて、"Plink Plank Plunk"と判明。オケをやっている知人から、やっぱりあそこでは回せないというコメント。第1楽章のフェルマータの裏拍で回せると書いているブログもあったが、放映された映像ではフェルマータの持続中に回している。

ドラマや原作に触れたブログや関連サイトは数え切れないが、面白いと思った記事のリンクを集めてみた。

- ドラマのHPTopicsには観客エキストラ募集の案内が出ることも。のだめグッズ販売や、ドラマ使用曲リストもある。

- Fuji TV ART NET: ドラマ『のだめカンタービレ』を聴く♪ の vol.2「リアル・ヴァイオリニスト」たちに聞く、『のだめ』裏話!が面白い。

- TOMOKO NINOMIYA:原作者のHP。 Nodame Classic BBS には、コミック制作にもかかわっている茂木大輔さん(オーボエ奏者)や大澤徹訓さん(作曲家)とおぼしき人の書き込みも。
千秋の呪文料理ミレリーゲ・アラ・パンナ・コン・イ・ブロッコリのレシピあり。

- 『のだめ王国』ドラマ化記念サイト: 講談社のサイト。インタビュー記事第1回は、原作者の二ノ宮知子さん。

- 第15回フレデリックショパン国際ピアノコンクール開催記念スペシャルサイト: インタビュー第2回に、原作者の二ノ宮知子さん。

- ウィキペディア: のだめカンタービレのだめカンタービレ(テレビドラマ) の項がある。

- のだめオーケストラ公式ブログ: 撮影の裏話など。

- 大澤徹訓のホームページ: コミックでは海老原大作として登場する作曲家のHP。日記には、毎週月曜の放送後感想がのる。専門家らしい辛口の評も。ブログの方にものだめの話題あり。

- のだめ効果で急上昇!ベートーベン交響曲第7番: 報知新聞記事。

- はなせんの本音ぶちまけ日記: 観客エキストラ参加感想。 (R☆Sオケのデビュー公演の場面。)

【12/9追記】
-横浜バナナワニ園☆: 観客エキストラ参加感想。(マラドーナコンクール1次予選の場面。)

- 「のだめ」に沸く音楽業界 ドラマ化で人気に拍車: 朝日新聞記事。

- 「アニメ版のだめ公式サイト

- 原作連載誌Kiss の二ノ宮和子さんインタビュー記事 。作者にインスピレーションを与えた「リアルのだめ」の写真掲載。

| | コメント (0) | トラックバック (5)

2006-11-12

のだめカンタービレ 第4話

6日放送の「のだめカンタービレ」 Lesson 4 は、いろいろ見どころ、突っ込みどころの多い回だった。

ベートーベンの第7を演奏するコンサートのシーンは録画で何回も見てしまった。
ドラマでは当然、全曲通しでやるわけには行かないので、第1楽章の序の後半をカットし、第2主題の終わったところから第4楽章のコーダへつなぐというという編集はいたしかたない。最初のカットした部分は同じ音でつながるようにしてあったし、いきなり第4楽章へ飛ぶところは、せりふの方に注意が行くように工夫してあった。

あのチェロとコントラバスをくるっと回すのは、原作にはない演出。確か、アンダーソンの曲でそういうことをさせるのがあったと思うが、そこからヒントを得たのだろうか。

実際に楽器を回すことが可能な箇所でやっているのか、新宿の山野楽器でポケットスコアをチェックしてみた。1回目は、第1主題が総奏で繰り返される直前、E音をフェルマータで引っ張っている間に回している。これを本当にやったらベースが抜けてしまうだろう。第4楽章のコーダでも回す箇所が2回出てくる。ここは、休止が入っているので、音を犠牲にせずに回すことは不可能ではなさそうだ。しかし、速いテンポでの2拍半で回して、次の音をちゃんと出すのは至難と思われる(楽器をやっている人、教えてください)。回している映像だけ別に撮っているのだろう。というか、あのシーン全体で、音と映像は別に収録しているのだろう。

山野楽器には、ドラマでのだめが持っている「ケンバンバッグ」が置いてあった。ちょっと欲しかったりして。

ところで、原作では、定期演奏会での曲目は7番から3番に変更されたことになっている。ドラマで7番のままにしたのは適切だったと思う。

演奏会のポスターで、Aオケのプログラムが第9の第1・2楽章だけになっていた。学生オケとはいえ、演奏会のメインになるはずだった演目で普通そんな中途半端なことするか?ちなみに原作中のポスターでは、Sオケだけ曲目(第3番「英雄」)があり、不思議なことにAオケの曲目が書かれていない。

ほかにも言いたいことはあるのだが、いずれまた。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006-10-15

人間の声の栄光

Amazon.co.jp ランキングが音楽で107,572位の 『シューベルト:家庭戦争-女たちの謀反 D.787』(オペラハウス管弦楽団、飯森範親他/オクタヴィアレコード)と、 同98,120位の"The Glory (????) of the Human Voice"(Florence Foster Jenkins他/BMG)を購入。アマゾンのいわゆるロングテイルの中でも、かなり先っぽの方だろう。

シューベルトのD.787は、海外でもわずかしか録音されていない珍しいもの。もっともシューベルトのオペラはすべて珍しいのだが。でも、この序曲なんかは、もう少し演奏されても良いと思う。脚本はギリシャ喜劇『女の平和』を翻案したものだそうだが、相当にくだらない内容。

"The Glory (????) of the Human Voice"は、日本では『人間の声の栄光????』として発売されていたが、好事家の間では有名な1枚。何で有名かは、Wikipedia のフローレンス・フォスター・ジェンキンスの項を参照。アマゾンでサワリを試聴できる。

内容が少し異なる"Murder on the High C's"(『ハイ-Cの殺人者』)という題名の版も別のレーベルから出ている。この題名は、殺人的な義太夫を描写した落語「寝床」を思い起こさせる。

子どもの頃からその存在は知っていたが、ふと、一度聴いてみたくなった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-02-26

ドイツの作曲家?

先日のトリビアの泉で、「シューベルトは自分で作った曲が難しすぎて弾けず きれたことがある」というネタをやっていた。『さすらい人幻想曲』の解説ではたいてい触れられるエピソードなので、感心するような話題ではないが、解説でシューベルトをドイツの作曲家と言っていた。オーストリア人から抗議が来ているかもしれない。

VTRには、北海道教育大学の村田千尋教授が出演。『作曲家◎人と作品 シューベルト』の著者だ。もちろん、最終的にVTRを監修したわけではないだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005-11-09

すきすきソング

テレビのチャネルを変えると、偶然、昔のアニメ「ひみつのアッコちゃん」をやっていた。ちょうど終わるところだったが、タイトルバックに

作詞 井上ひさし/山元護久
作曲 小林亜星、

と書いてあった。これはメインテーマ「ひみつのアッコちゃん」とエンディング・テーマ「すきすきソング」の両方にあてはまるらしい。そうか、「ひょっこりひょうたん島」の脚本と同じコンビで作詞しているのか、と感心した。

それで、もう少しネットで調べてみたら、「すきすきソング」の歌詞は民謡「庄内おばこ」から来ているらしいことがわかり、ますます感心。もっとも、ネットの記事には断定的に書いてあるものと疑問形で書いてあるものがあり、決定的な証拠もないが、歌詞の類似度からみて間違いないだろう。(ふたつの歌詞は、たとえば
http://www.ques.co.jp/syonai/elife/joshiki/
で見られる。)また、井上ひさしが山形出身で東北文化にこだわっている作家だという状況証拠もある。

ここで思いおこされるのが、マザーグースの "How many miles to Babylon?" を下敷きにした、ひょっこりひょうたん島の挿入歌「キ印キッドの歌」だ。こういうことは、(ふたりでどう分担したか不明なものの)井上ひさしの得意なところだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005-02-04

菩提樹はさざめく

『菩提樹はさざめく』(三宅幸夫著、春秋社)とういう本を読んだ。昨年末の出版広告で気づいてはいたが、読売新聞の紹介記事を読んで、買わなければと思った。

連作歌曲集『冬の旅』の評論であるが、帯に「ヴィルヘルム・ミュラー&フランツ・シューベルト/冬の旅/詩と音楽の協働」と書いている通り、一般には凡庸な詩人と評価されてきたミュラーの詩にも音楽と同等の敬意をはらっている。著者は、まず詩を丹念に読み、次に音楽を分析して、作曲家が詩から何を読み取り何を切り捨てたかを明らかにしていくという姿勢を貫く。

第17曲『村にて』で、シューベルトは当時の流行オペラの旋律を引用して皮肉なメッセージを送ったという。これも、シューベルトの一面を示すものとして興味深い。

『冬の旅』について、吉田秀和は「青年のときは別だが、大人になってしまったあと、この曲はいつ聴いたらいいのだろう?」(『シューベルト賛』吉田秀和作曲家論集第2巻所収、音楽の友社)と言ったが、逆に、年をとらないとこの曲にまともに向かい合えないのではないかと思う。『菩提樹はさざめく』の著者も、59歳にして「最近ようやく、シューベルトの音楽に人間存在そのものの痛みを感じるようになった」のだから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004-10-04

シューベルトのオペラ

東京芸大の学生とOBによる『シューベルトのオペラ』という演奏会(28日)に出かけた。シューベルトが1815年、
18歳の時に書いたジングシュピールを日本初演するという珍しい催し。企画の中心人物である井川ちづる氏(東京芸大大学院非常勤講師)の『シューベルトのオペラ』(水曜社)という新刊をロビーで購入し、サインをもらうというミーハーもしてしまった。

最初に演奏された『4年間の歩哨勤務』は、劇の内容が本当にくだらない。音楽的にも、前年には『糸をつむぐグレートヒェン』、同年に『魔王』などを書いていた作曲家とは思えない。もちろんシューベルトらしさがあるとは言えるのだが、(オタクでない)普通の愛好家が聞く必要はないだろう。

が、『サマランカの友人たち』となると、翌1816年の交響曲第5番(変ロ長調)を思わせる充実ぶり。やりようによっては本格的な舞台にもかけられるのではないかと思えるほどだ。もっとも、ストーリー自体は内容が薄いので、今回のような演奏会形式の上演がちょうどいいのかも知れないし、そもそも台本が残っていないそうだ。聞きなじみのある旋律が現れ、一瞬何だったかなと思ったが、八重奏曲(ヘ長調)で変奏に使われているテーマだった。

演奏も、『4年間の歩哨勤務』ではちょっと聞きづらかったが、『サマランカの友人たち』になると安定してきて楽しむことができた。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2004-06-22

作曲家◎人と作品シリーズ「シューベルト」

『作曲家◎人と作品 シューベルト』(村田千尋、音楽之友社)という本を読んだ。

2004年4月に刊行されたばかりの最新の伝記である。著者は以前に『シューベルトのリート 創作と受容の諸相』という本を書いていて、これは一般の音楽愛好家を第一の読者としながらも、かなり専門的な内容だった。それに比べると本書は、読みやすい「概説的評伝」であるが、リートに関する記述は前著の内容を取り入れている。

伝記部分はシューベルトや友人の言葉の引用を中心にし、シューベルトゆかりの地の案内を積極的に取り入れるなど、面白い工夫がある。巻末の資料も役に立つ。シューベルトに対する思い入れを感傷的な言葉で語ったりはしないところがいい。数あるシューベルトの評伝の中でもお薦め。

ところで、名前から、著者は女性だと勝手に思い込んでしまったが、写真を見ると男性らしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004-05-29

音楽のヨーロッパ史

『音楽のヨーロッパ史』上尾信也著(講談社現代新書)という本を読んだ。
いろいろなことが羅列ぎみに書かれていて少々読みづらかったが、後半の「戦争と音楽」「国家と音楽」の章は、現代に直接つながるテーマなので、興味を保つことはできた。

このテーマですぐに思い浮かべたのは、ワールドカップでさんざん聞かされた『アイーダ』の凱旋行進曲だ。この曲、歌劇の中では意外におとなしい使われ方をしているのだが、確かに、熱狂をひとつの方向に導く単純な力強さを持っている。そういうものにちょっと酔ってみるのもよいだろうが、誰かが下ごころあって飲ませているのでないか、という視点も忘れないようにしたい。著者は締めくくりの言葉として言っている。
「音楽によって無自覚に感情や感覚を支配されるのではなく、音楽を奏し聞く個人個人が音楽を自律的に支配することこそ、音楽の力を自らの内にしたことになる。」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004-04-23

越天楽と賛美歌

越天楽を元にした賛美歌があるというので、聞きたいと思っていた。讃美歌245番「おもいいずるも」という曲だと分かったので、図書館で讃美歌集のCDを借りて聞いてみたが、あまり似てなかった。
確か、『むすんでひらいて考』(海老沢 敏著 、岩波書店)という本には、越天楽今様そのものというよりそれと同類の今様から出ているように書いてあったと思う。
『越天楽のすべて』というCDがあって、黒田節はじめ様々な越天楽関連の音楽を集めているらしい。「おもいいずるも」もはいっている。解説書も付いていると思うので、そのうち入手してみよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)