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2004-05-29

音楽のヨーロッパ史

『音楽のヨーロッパ史』上尾信也著(講談社現代新書)という本を読んだ。
いろいろなことが羅列ぎみに書かれていて少々読みづらかったが、後半の「戦争と音楽」「国家と音楽」の章は、現代に直接つながるテーマなので、興味を保つことはできた。

このテーマですぐに思い浮かべたのは、ワールドカップでさんざん聞かされた『アイーダ』の凱旋行進曲だ。この曲、歌劇の中では意外におとなしい使われ方をしているのだが、確かに、熱狂をひとつの方向に導く単純な力強さを持っている。そういうものにちょっと酔ってみるのもよいだろうが、誰かが下ごころあって飲ませているのでないか、という視点も忘れないようにしたい。著者は締めくくりの言葉として言っている。
「音楽によって無自覚に感情や感覚を支配されるのではなく、音楽を奏し聞く個人個人が音楽を自律的に支配することこそ、音楽の力を自らの内にしたことになる。」

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